八日目の蝉 [ 角田光代 ]のレビューは！？

50代 男性さん
読み始めて直に「人の子供を奪う」という、ある意味毒っ気の強い作品だったので、ハズレかなと思いましたが読んでいくうちに、次から次に状況が変化していく中での展開が面白くて、ハマッテしまいました。 ただ、終盤に近づくにしたがって、作者の「この物語には矛盾したところは無いのよ」的な文章が入ってきたのが、少し残念です。 私的には小説なのだから、小さな矛盾もひとつの味になるのではと思いました。

30代 女性さん
登場してくる全ての女は悲しく、全ての男は自分勝手でした。

40代 男性さん
引き込まれました。 母という立場の人であれば、きっと引き込まれると思います。

年齢不詳さん
角田光代さんの作品は、初めて読みました。きっかけは映画化されたことでしたが、一気に読むことができました。 第１章は、犯人の側から描かれています。犯人である女性のことがもっと描かれ、同情心をあおってから赤ちゃんをさらうと思っていたので、ちょっと意外。でも、その後の話の展開は、ぐいぐい引きずり込むところがあり、しだいに犯人を応援する立場になってしまう。そして、以外にもすんなりつかまり第１章終了。 第２章はさらわれた子供が大人になってからの話。第２章を読むことで第１章では描かれなかったことが次第に明らかになってくる。 読む前は赤ちゃんをさらっての逃亡劇だと思って読んでいたのですが、さらった側、さらわれた側、そして子供をさらわれた側、色々な女性の苦悩がうまく描かれていると思いました。

40代 男性さん
ポスターはよく見かけるのですが最初はあまり感心もなく気にしてませんでした。地元が舞台なのでどんな話なのか軽い気持ちで購入しましたが、もの凄く良いです！感動しました。ラストのとこなんか切なさとむなしさと何か入り混じってたまらない感じです。独身の方にはこの気持ちは分かりづらいかと思いますが、特にお子さんの居られる方は是非一度読んで見て下さい。たまらんですよ。

30代 女性さん
映画化されると聞いて読んでみたくなりました。とてもよかったと思います。

40代 男性さん
ずっと気になっていた小説です。不倫相手の赤ちゃんを誘拐し逃亡、数年後に捕まるが、誘拐された赤ちゃんが大人になってから・・・ この著者の本をはじめて読みましたが、作品の構成から細部の表現まで、素晴らしい作品でした！

年齢不詳さん
映画の予告がすごく気になっていたので、映画を見る前に購入。 初めてこの作者の作品を読みました。 壇れいさんのＴＶ版も良かったですが、当に永作博美さんのイメージですね。 時代が前後する展開は少々苦手ですが、時代背景や、生活描写が想像を掻き立てられ、一気に読んでしまいました。 ラストは・・・そうきたか〜〜・・・って感じです。 原作が気に入っただけに、映画の省略っぷりは少々残念です。 映画を先に見るべきでした。

30代 女性さん
映画を観て本も読みたいと思い購入しましたが、映画とはまた違う原作の内容に入り込んで一日で読み上げました。 子供を持つ母親としてはとても複雑な気持ちになりひきずってしまうような内容でしたが、凄い作品にめぐりあったと思いました。

40代 女性さん
次が気になり、あっという間に読めてしまい、おもしろかったのは確かなのだが、展開にあまり意外性は感じなかった。それと、不倫だからどうのとか、犯罪はよくないとかいうことを問題にしたいわけではないのだけど、それ以前に、主人公の心情に共感しきれなかった。映画見る前に読みたかったので、読んでよかったと思ってはいる。